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「醗酵」するアートたち


2009年7月開催の風倉匠作品展「醗酵」のこといろいろを、
共星の里スタッフが徒然なるままに綴ります。

めでたい陰陽学。

2011-01-05 20:51:31 | 日記

明けましておめでとうございます。

管理人がいたらないばかりに遅々として進まぬ「発酵」の様子を
それでも見に来てくださる皆様に感謝いたします。

皆様と風倉さんへのお詫びの気持ちを込めて、
こんなのつくってみました。

つきたて餅で「めでたい陰陽学」。

とびでたところが大きすぎます。
あまり上手くはないですが。気持ち気持ち。
どうかお許しを!


本年もよろしくお願い申し上げます。



さて、めでたい陰陽学は何で食べよかな~。
上手くはないけど、美味いハズ♪



蕎麦と陰陽学

2010-11-17 18:27:54 | 日記

11月13日に刈りとられた「蕎麦」たちが、14日の日曜日にこの部屋へ運びこまれ、
陰陽学とコラボする事になりました。

部屋一杯に干された蕎麦の生命力に負けそうになる...なんて事はやっぱり無くて。
さすが陰陽学、また不思議な景色がそこに誕生!

完成風景は今度お天気の日にまた撮ってくる事にしますね。

陰陽学のカタチ

2010-08-13 21:25:47 | 日記

8月1日。「陰陽学」は相変わらず、
謎をふりまいてそこにデンと居りました。

私は4月以来4ヶ月ぶりの共星の里。
久々の教室でしたが「陰陽学」はそんなのお構いなし。
関係ナイね。とばかりに
やっぱり謎をふりまいてそこに居りました。

この日の子供たちからは、「何に見えますか?」のエツコせんせーの問いに

「マヨネーズ!」

と、私は初めて聞く応え。
思わずぷぷっと。

確かに。

しかしマヨネーズだとしたら、ちょっと中身がもれちゃっていますよね。ぷにゅるっと(笑)

.......それもアリかも。
.

陰陽学の大移動。

2010-03-12 18:36:55 | 日記



共星の里自慢のスペースである、学校であった当時の佇まいをそのまま残す木造の「講堂」。
そのスーテージ壇上から、この1階の大きな教室へ、作品の大移動が行われました。

今や共星のシンボルのひとつであると言える、風倉匠さんの「陰陽学」。






移動の様子もお見せしちゃいます。






夜の校舎をゆっくりと進む陰陽学。

緊張感の中、突如出る、KAZUさんのいつもの下ネタオヤジギャクに苦笑する一同。

定位置が決まり、愛をこめて作品をふきふきするよしえチャン。









ステージ壇上や小さな教室での姿も素敵でしたが(個人的には小さな教室も大好きでしたー)、
広い空間での姿もやっぱり良いですね。


広々としたスペースに置かれ、大きく深呼吸しているよう。


どんなに周りが変化しても、
この作品は辺りの空気をぐいぐい吸い込んでいく。
「陰陽学」に染められたその吐く息が、じわ~っとそこら辺に広がってる。
もわわ~~~っと充満してくる。


近付いた人間は知らず知らずのうちに、その「濃いガス」を少し吸い込んでいるのだろう(笑







そんなふうに、内にみなぎる力のある魅力的な人間に、成りたいのだけれど。
何事にも右往左往してばかりの私に、
「陰陽学」はその方法までは教えてくれはしないのでした......。


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季節にふさわしい毛皮の本。

2010-01-04 19:50:12 | 日記


昨年(09)9月に会期終了してからはや3ヶ月以上がたち、
毛皮本にふさわしい季節に、とっくになっていました。

共星の里は12月より冬期休館に入りましたが、
会期後も残されている「図書室」で、
冷たい空気の中、今でも静かに息をしている作品たちがいます。

たしかに生きてはいるけれど「醗酵」はしばし休憩中。






そうそう、「音楽室」に子供用の学校机が入って、一層音楽室らしくなっていましたよ。








当たり前の事ですが言わせてください。
やっぱ教室にはこの机と椅子が似合う~~~!!

それと、本当にこんな音楽室があったら素敵じゃあないですか?
音楽も芸術も人間には必要不可欠なものですし。
全国の学校がこんなふうになっちゃえばイイのに。



この時期すっかり気温が下がっている共星の里ですが、
少しだけ温かみを感じる「音楽教室」と「毛皮の本」でした。

季節外れの毛皮の本。

2009-09-22 19:43:10 | 日記


「図書室」の奥、窓際に置かれた椅子。ここで本をゆっくりと読んでいただくのも良いのですが、
机の上に置かれた素敵な作品集をお忘れなく。

2~3センチ以内の小さなち~~いさな作品が数十点収められた「毛皮の本」。



昨年の冬、会期前の打合わせ段階でみんなで湯布院の風倉邸におじゃました際、
和気あいあいと展示の内容がいろいろふくらむ中で、奥様よりぜひとも作って欲しいとの要望がありました。
作品を使用させていただき、今回の展示用に新たに誕生した作品集。
生前「毛皮の本がつくりたい」と風倉さんがおっしゃっていたそうです。



この椅子に座って、ひざにのせ、横に置かれたルーペを使って、
ゆっくりゆっくりと、ページをめくり
ひと作品づつ入り込むように時間をかけて眺めてみて欲しい.....と思っていたのですが
しかし、完成して展示されたのは7月初旬。
じっくりひざに抱いて見てもらえる事は暑い真っ盛りの時はさすがになかったかもしれませんね。

やっとふさわしい季節が近づいてきたというのに、残念ながら明日で終了。
でもきっと、引き続き共星の里のどこかでこの「毛皮の本」は見る事ができるかもデス。
会期終了後も風倉さんの部屋をひとつ新設するとのことですので!

これからの季節、共星の里のどこかで毛皮の本に出会ったなら、
そっとひざに抱え込んで、じっくりと眺めてみてくださいね。

今自分が居る次元の境がよくわからなくなるような妙な錯覚を覚えたりして、
不思議な時間をきっと楽しめますから。

その後、もう一冊仲間が増えていますよ。



オマケですが。最初の毛皮の本が完成し、共星の里に届けにクマが出かけた日のお話。



写真を撮ってから颯爽と出かけた直後、後ろに写り込んでたオニユリに
大きくて立派な黒アゲハがすいーーーッとどこからともなくやってきて、目の前でしばらく蜜を吸ってました。
あまりにも立派できれいだったので写真撮ってみたんですが。



共星でも大きな蝶々はよく見かけますし...

まぁ、ただそれだけの話ですけど。

凍りついた生命商会!

2009-09-21 16:08:18 | 日記


「特別図書室の誕生。」(09,9/10UP分)でもご紹介した、風倉さんの蔵書を収蔵した「図書室」。
先日ここでのんびりと本を開いて下さる方を見たときはホントうれしかったな~。

実際なんだか心地いい部屋なんですよ。



ここの壁に設置された作品をご紹介しますね。



西側↑ 壁一面が2つの作品で覆われています。
「カバラの方位」と「カバラの形態」というタイトルの作品。

カバラとはユダヤ教の思想に関係することのようですが、ちょっと調べてみただけの私にはとても一言でご説明できるものではなさそうなので....どうぞ「カバラとは」でぜひ検索してみてください。




東側、一番手前の♡の作品の名前は

「凍りついた生命商会」

なんでしょう。このおもしろいタイトル。
いろいろ好きに捉えていいんでしょうか?
まあ、それもOKだとは思いますが、
誰かに少し説明聞いてみたいような気もするあまりにもおもしろすぎるタイトルですよね。

他にも興味を惹くタイトルが目白押しの風倉作品たちです。








そんな図書室の奥に、何やら皆さん集まっていらっしゃいます。



そこに何があるのかというと......
続きは明日

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工作室の青い宇宙。

2009-09-20 19:47:12 | 日記
「化学室」まで紹介してきましたので、お次は「工作室」のご紹介。
この部屋は以前ワークショップ「風倉匠の宝箱」報告記事にて少しご紹介しました。

「原石ごろごろ風倉さんの「宝箱」。(09,9/4UP分)

青い箱の作品が小学生用の机の上に並び、壁には風倉さんへのメッセージや感想を
来館者に書いてもらうコーナーがある部屋です。



準備中↑





壁面のその他作品はこんな感じ。青い色をメインに使用した作品ばかりです。



そうそう、感想コーナーにこんなコメントもありましたねー。(写真が見にくくてすみません。)

「青の作品ばかりで、宇宙にいるようでした。」



ほんと、私もそう思います。

ワークショップでこの青い箱を参加者の方に制作していただいたので、この教室の名は「工作室」と名付けられていましたが、
「理科室」でもぴったりだったかもしれませんね。
私の場合は、一人でこの小さな椅子に座っていると、小学校の教室で宇宙の勉強をしているような気になりましたよ。
少し不思議な授業でも受けているような。
なぜだか宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」なんかが思い浮かんだりして....
青い箱のひとつ一つが、なんだかそれぞれ「小さな銀河の入り口」みたいでもあるし。

話は急に変わりますが...

壁面の作品の中に「私生活」というタイトルの作品があります。
天秤棒が激しく揺れてて、片方には本、もう片方は作品の外。



会期前の準備中、みんなで作品のお手入れをしていた際に、
よしえチャンと2人でこの作品のタイトルを見て
「このもう片方のヒモの先はいったい何なんだろうね~~~???」と笑いながら話したりしました。
天秤棒を吊るすヒモの上のバッテンもなにか意味深だし...



ホントいろいろ想像できますよね~。

あなたはどう分析しますか?

「醗酵」で増殖。

2009-09-19 18:30:43 | 日記
先日(09,9/17)の長崎からの小学生56名のワークショップが行われた日、
校舎のあちこちで子供たちの声がコロコロと響く中で、
じ~っくりと「醗酵」展を楽しんでくださってたお客様たちがけっこういらっしゃいました。

風倉さんの蔵書が並ぶ図書室で、のんびりと本を開くお客様も。



風倉さんへのメッセージコーナーに、またまたうれしいコメントが。
子供たちもたくさんこの日の感想などを書いてくれていました。





次に、
「空へつながるエレベーター。」(09,9/15UP分)でお伝えしていました「何かが増殖中!」の
「何か」の正体をご紹介。

それは.....






「イモのツル」。

えつこセンセーがここに置いたら、あれよあれよとこんなに大きく育っていったんだそうで。



光の方へとぐんぐんと伸びるその姿が、なんとも力強く、美しい。

偶然ですが、この部屋の作品の中で「光を求める郡毛」というタイトルのものが有るんですよ。
ふふ。
まんま「光を求めるイモヅル」ですねこれは。





そんなこの部屋の名前は「生物室」です。ピッタリの教室名だと思いませんか?

では、日頃お見せする事ができない(いちおう開館時間が5時までですんで...)
「生物室」の夜をご紹介しま~す。⇩

生物室の夜。

2009-09-19 18:25:34 | 日記
日頃公開していない夜の展示をご紹介します。