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日々妄想で暴走

萌えを追いかけ沼にハマる

Bremen Vol.4 Ritstu (CV.古川慎)

2021年06月30日 | 乙女系CD感想(全年齢)

律とは幼馴染で彼より2歳下のあなた。いつか律のピアノと自分のヴァイオリンで
二重奏をすることを夢見ていたけれど、今では彼からひどく嫌われてしまっていた。
それでも、ご主人様に捨てられた律が心配で電話をかけると、あなたの家に泊めてと要求されて――

シナリオ:晴日青 制作:Orangette (2021年)

 

ドラマCDが最初に出て、4人のバンドメンバーのそれぞれのシチュエーションCDが出るという
シリーズで、メンバーの最後を飾るのがまこにゃん演じる「律編」でした。

ドラマCDの時から一筋縄ではいかないキャラなのは予想してたけど・・・
えぇ、かなり癖があるというか捻じれるキャラというか、一番不穏な空気が漂っておりました。
女の子の家を渡り歩くバンドマンでヒモ…。普通にこれを拾う話かと思ったら、ヒロインちゃんは
幼馴染で彼女の家に転がり込んで、お話が展開する流れ。
時間軸的にはドラマCDのあとのお話、だったのかな。

歴代の付き合ってきた女の子たちを「ご主人さま」呼びする律。
起こしてる行動も言動も、褒められたキャラではないんだけどなんかほっとけない雰囲気を湛えてて
聞けば聞くほど、「愛されたがりで愛したがってるヒト」ってのが律くんなんじゃないかと思う。

本当に拗れていた感じのキャラなんですよ律って。彼の言う「好き」も「愛する」もちょっとズレてて
容易には理解できない感じ。でも、どこかで理解して彼を「楽」にしてあげたくなっちゃう。
彼自身が「死」を望むシーンもあるんだけど、その道を選ばせたくないなぁって聞きながら思ったり。

ストレートなほわっとしたラブストーリーじゃないのは予想内だったけど、これ、よく全年齢モノに
おさめたなぁ。っていうのが私の印象でもあります。
18禁ものならある意味「行為」とかに特化して話を構築できるけど、全年齢カテゴリーだとそれは
無理なわけで。
この作品、まこにゃんだからなんとか形におさまったけど、別の人が律をやってたら…と思うと私は
ちょっと怖いです。
聞き終えた後「なんか薄っぺらいセリフ言ってんなぁ…」って思ってしまってたかもしれないから。
(ファンの欲目、全開ですみません)

大げさな演技をしてる訳じゃないんだけど、律の感情が基本的に不安定なのが読み取れるというか、
まこにゃんの声で説得力が増してる感じがして、セリフじゃなくてちゃんと「言ってるように」
聞こえる箇所が色んな所にあったと思うので。

途中、聴いてて気持ちが重くなって休憩を挟みながら聞きましたが、完遂できてよかったです。
一応、彼らに幸せが訪れたっぽいし。
他のキャラの雰囲気とか気になるところではあるけど…果たして、そっちまで手を伸ばすかどうかは…
未定であります。

ちなみにドラマCDの感想は 

 


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