新種のドラッグ「ルージュエノワール」の氾濫からおよそ一年。
犯罪シンジケート「ハウス」の弱体化により一連の事件が終息へと向かいつつある中、
一年前の潜入捜査によって後遺症を負ったあなたは、 麻薬取締官として特別広域捜査課
(通称:特広)に身を置きながらも、ただ治療に専念するだけの歯痒い日々を過ごしていた。
(通称:特広)に身を置きながらも、ただ治療に専念するだけの歯痒い日々を過ごしていた。
そんなあなたの前に、逃亡していた「ハウス」の幹部アーレン・クライヴが突然姿を現す。
警戒するあなたにアーレンが持ちかけたのは一時的な協力関係だった。
お互いの利害は一致しているがアーレンの真意は見えない。
あなたは差し伸べられた手を取るべきか迷うが――
あなたは差し伸べられた手を取るべきか迷うが――
シナリオ:御門蓮 制作:花鏡 (2018年)
来ましたよ、待ってましたよ、アーレン編! もう、最初からアーレン節大放出。
なんであんなに芝居がかったセリフ回しなのに、違和感なく聞こえるんだろ。 そんでもって、
恐ろしくセクシーで危険な香りしまくりで、色男過ぎる…。
敵である男との一時的な協力関係。愛人ポジションの復活…。
アクションシーン満載の映画か海外ドラマかっていう、 このシリーズの真骨頂みたいなお話でした。
なにげに場面転換多いんだけど、それすら、気にならないくらい私は好き

ただ守られてるだけのヒロインちゃんじゃないのがまた良くて、ラストの流れは圧巻でした。
物語中、種明かし的なネタも入ってて、そこでもニヤッとさせられたし。
本編のラスト付近の展開がこれまた好みで、彼なりの「愛」の行き先が見えて、そう来たか!って
膝を打ったわけですよ。 簡単なハッピーエンドにはならないだろうと思ってたけど、
このエンディングならある意味納得。 彼自身が望んだラストが聴けて良かったと思うです。
翻弄されるばかりじゃなくて選んだ「結果」だったって思えたからかもしれない。
テトラくん、相当気合入ってた気がする。ピットボスであるアーレンの顔と時折チラつくヴァンの顔が
ちゃんと違うように聞こえるんですよ。
ベッドシーンで我知らずに動揺して、何かを振り切ろうとしてる時の演技とか…細かいトコでこだわりが見え隠れして、
もうどうしてくれようって感じ

そろそろ出し尽くしたと思ってたのに、まだ隠し持ってるモノがあったのか…って思ったり。
特典は2種とも聞きました。もとから、片方だけで我慢できる気がしなかったので。
公式&アニメイト版は「Side Rouge ~Case of Arlen~」
闇落ちエンドというか、二人とも薬を飲んで堕ちていくエンディングのやつ。
まぁ、ここでのアーレン、本気で獣です。 もとから激しい息遣いなのに、それに輪をかけて
攻めてくるし、なげぇ。
攻めてくるし、なげぇ。
狂気って言葉がぴったりくるかと。あとは執着。テトラくんが本気出しすぎて怖いくらいでした。
薬を飲むに至るきっかけがヒロインが発したとある一言なんだけど、タイミングを見誤ると、
こういうラストになるんだ…って 見せつけられた気がする。 これはこれで、エンディングとして
アリかと思うけど、闇落ち必至なんで、好みが分かれる所かと。
アリかと思うけど、闇落ち必至なんで、好みが分かれる所かと。
ステラ版は「As Time Goes By」 こちらは本編の先のお話。
しっくりくるエンディングを聞かせてくれました。
そしてちゃんと「幸せ」は見えます。 アーレンじゃなくてヴァンとして抱く感じ、凄くいいです。
別人だけど、別キャラじゃない。甘さもあるけど、過剰じゃない感じ。
てか、抱き方が違うんだよね。 アーレンとヴァンだと。
てか、抱き方が違うんだよね。 アーレンとヴァンだと。
本編のアーレンだからあの抱き方してて、「ヴァンだからこう抱いた」が見えるんですよ。
アーレンじゃしないことしてるんです。
アーレンじゃしないことしてるんです。
ちょっと過剰なくらいの自前SE。若干びっくりもしたけど、それもひっくるめて
ヴァンだと思うことに(笑)
ヴァンだと思うことに(笑)
とどめの一言も聞けたし、思い残すことはとりあえずないかな。
とにかく聞いて!と言いたくなる作品でした。
とにかく聞いて!と言いたくなる作品でした。
できるなら、どっちの特典も。 3枚聞いて自身の好みを見つけるのが、一番の楽しみ方かと。
期待しすぎたら、肩透かしを食らうから…と、なるべく冷静に聞くようにしてたんだけど、
それでも聞いてるうちにボルテージが上がる感じで最後までノンストップで聞けました。
それでも聞いてるうちにボルテージが上がる感じで最後までノンストップで聞けました。
てか、シナリオも演出も、めっちゃ力入ってるし。前の2作より難しい設定だったはずなのに
それをものともせず、やり切った感じ。 本当に、ごちそうさまでした。
それをものともせず、やり切った感じ。 本当に、ごちそうさまでした。
ちなみにシリーズそれぞれの感想は
1stシーズン
真壁亮編(河村眞人) ☆
来栖玲編(佐和真中) ☆
アーレン・クレイヴ編(テトラポット登) ☆
周防衛士編(鷹取玲) ☆
柏木セナ編(四ツ谷サイダー) ☆
2ndシーズン
真壁亮編(河村眞人) ☆
来栖玲編(佐和真中) ☆
周防衛士(鷹取玲) ☆
柏木セナ編(四ツ谷サイダー) ☆
VRエディション
アーレン・クレイヴ編(テトラポット登) ☆