週末の遊園地。ヒールが折れて困っていた貴女を助けたのは、一人のヒーローだった。
案内されたヒーローショーの楽屋で、マスクの下から現れた美しい面立ちに、息をのむ貴女。
それは、子供時代に長期入院をしていた貴女が仲良くなった、
天使のような男の子の面影そのままで……。
「そう、病院の裏庭。覚えてる? よく二人で隠れてたよね。……ねえ、あの時の続き、してみる?
僕ときみだけの、『秘密の遊び』」
シナリオ:香魚 制作:子ノ刻咄 (2018年)
柔らかテトラが来たよー。ヒーローショーに出てる爽やか青年だよー
美味しいのをありがとうございます
再会して付き合うようになって、まぁ、その雰囲気になるんですが、
序盤「お医者さんごっこ」ですよこれぞ「ごっこ」ってヤツ!
セリフのチョイスがまぁ、雰囲気出してるあらすじから予想してた展開に
一人身もだえてました
からの、ちょっと路線変更。物凄いシリアスって訳じゃなけど、まさかの切ない事情が出現して
「ちょ、ちょっとまって…まさか…?」って聞き進めながらハラハラし始める感じ。
聞こえてくるセリフの中から、彼の考えてることが理解できると、余計切なく感じるもので。
このまま、アンハッピーエンドになっても、それはそれでいい…って思いもしたりして。
でも最後は、一瞬頭をよぎったエンディングではなくて、優しい幸せエンドに流れていったので、
ホントにほっとしたです
事情が分かってから、結局、肌を合わせて最後までするんだけど、色んな意味でドキドキします。
なにせ、彼もヒロインも「初心者マーク」なもんでね
そして、よく聞く、彼のアスリート並みの息遣いはここでは一時お休み。
キャラを保ったまま、ゆっくり重なる空気感がなんとも良い感じです。
序盤にあった「秘密の遊び」とはまた趣が違ってて、綺麗に話が流れたなぁって感じ。
あと、テトラくん、今回、泣きの演技が入るんですけど、これ、ホントに良かった
情報は声だけなのに感情がこみ上げてくる感じが凄くわかって、気合入ってるなぁ・・・って
ため息が漏れちゃったです。
始終、柔らかい空気感のまま喋ってたせいか、フリートークもそんな感じです。
素っぽいトコロも見え隠れするけど、どこかほわんとしてたw
ここのレーベルさん、丁寧に作って聞かせてくれる感じだから、ホント好きだなぁ。
あと、セリフ回しがリアルっぽい。物語だからこそ響くセリフもあるんだけど、
ナチュラルな言葉遣いな所がところどころあって、聞いてて違和感が少ない。
良作を出してくれるレーベルさんって、やっぱり貴重で有難いものです。
ちなみにシリーズ他作品の感想は
紅村始樹編(柊三太) ☆
伊志嶺映太編(土門熱) ☆