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Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

見逃す出合いの機会

2025-05-30 | 文化一般
日曜日の準備もしている。バーデンバーデンで亡くなった作曲家ブーレーズの100年記念の催し物の一つである。その作品から「レポン」という曲が演奏される。電気拡声器を使ったイントロダクションとコーダの付いた八部構成のライヴエレクトロニクス作品であるが、この作曲家の特徴となったワーキングインプログレス作品のようで、指揮者自身が初演したドナウエッシンゲン音楽祭では20分ほどの曲となっている。最終版は倍あるが、まだ詳しくは調べていない。どうも作曲家の指揮でザルツブルク音楽祭で体験している様だ。そのプログラムがある筈なのだが見つからない。その後東京でフェスティヴァルをやるように偵察の梶本事務所の重役が来ていた。

その代わりレポンのスコア付きの動画と2015年のパリでの同じ楽団アンサムブルアンテムコムテムプランをピンチァ―が指揮した演奏映像、そして1992年のザルツブルクでの自作自演映像、初演の録音などが見つかった。楽譜のサムプルの少しの情報も見れた。

ネットにある情報はそういう感じで限られているのだが、記憶などを繋ぎ合わせるとある程度のお勉強は出来るのではないかと思う。こうなれば試飲会に出かける時はノイズキャンセラーで確り聴いていくべきだ。一時間の移動時間の40分は都合がよい。

ファンホントーストの絵を何枚も観た。オランダの重要な画家のようだが絵は観ていても名前に注目することはなかった。ユトレヒトの出身でボヘミア王のファルツ選帝侯のフリードルリッヒ五世の奥さんの英国王女エリザベスシュツワートの絵を描いている。宗教画も悪くないのだがその中から美味そうな絵も見つけた。この手の題材は最初の女性画家とされるユディトライスターも描いていてこれまた嬉しくなった。この女性の名前も見かけたような気がするが意識して観たのは始めてだった。

やはりこうした未知の画家を見つけるのはネットなどでは難しく、その場である程度印象を受けない事には始まらない。それも外国で二点ほどあってもそうですかで終わってしまう。恐らくそういうことであまり印象に残っていなかった画家である。画材がオランダの風景などならばそれはそれで分かるのだで、それはフェルメールなどでもある。ゴッホなどはその博物館に行けばよいのだろうが、それでもちょっと気が利いた絵もあってそれで十分だった。

入場料25ユーロに駐車料30ユーロ、安くはないのだが財布を忘れて入ったので、それ以外一切金を使うこともなかった。今回は運河の周りなどにも出かける時間はなかったのだが、距離からしても今回旧市街の交通にも慣れたので行きたい時にいつでも行ける。街の雰囲気はバーゼルとチューリッヒを合わせたような感じであろうか。

週末は摂氏30度近くまで気温が上がりそうで夕立も予報されている。何も考えていなかったが、試飲会には今年英国から送らせた新しいシャツを使おうかと思う。上着を着て行けるような状況ではない。ブーレーズ祭りも同じ格好でもよいかと思ってきた。ジーンズであると履物も替えれるのでしばらくお休みさせて上げる方がよい。クーアハウスでの演奏会は工事中で狭くなっている駐車場にさえ入れれば足を濡らすことはないのだが、動きやすい服装の方が企画にある席替えや音響を確かめるのにいいか。



参照:
酸いも甘いもの春 2025-05-29 | 料理
怒り狂うまでもない駐車料 2025-05-21 | 雑感

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