今週は結構歩いた。10kmぐらいだろうか。隣の隣の街まで往復するとそうなる。平素の走る運動量は日曜日から同じなので、全体としての運動量はそれなりになった。
塗装道路を歩くとどのような履物でも疲れる。その疲れ方が違うのである。足腰に堪えて、身体も解れない。そこでいつもの様に走ると、全身運動なのでリラックスになりやすい。なるほど散歩は心理的にはとてもリラックスとはなるのであるが。
片道5kmほどを一時間かけて歩いて、そこで何を食したか?何を飲んだか。お昼に席を予約していたので、スクエアーで食事が出来た。VDPではあるが零細の醸造所であり、今まであまり飲んだことがなかった。理由は知らないが、生産量が少ないのだろう。それでも何代かに亘ってファミリーで良いワインを作っているようで、VDP会員になっているのもそういうことだろう。
日本の宮中にご進物されるリースリングがあるように、そうした大家に比較ると陰に隠れて、今迄も門の前を通るだけだったが、割に最近自営の飲食を提供するようになったようだ。大家の醸造所にも高級レストランが並んでいるが、今回もその一つのホームページを見ると不味そうな写真と金を取りそうな印象しかなかった。
そして19時前に入ると、大きな机は塞がっていて、計画通りの相席が予約してあった。その後に入って来て追い返される人がいた。態々予約していた価値があったのだ。隣町のガーデンレストランは先週も出かけたので料理も変わらない。そこで新しいところであって且つ高級リースリングが楽しめる。
ラムハクセがあったのでそれを食した。アーティチョークを付け合わせていた。そしてリースリングは最初からリストの一番上にあったプリミエクリュの「パラディ―スガルテン」2023年物一本とした。その土壌は横に公共プールがあるように、若干谷筋になっていて、それ程軽い土壌でないことは知っている。さてどのように造っているか?
一言でいうと門に貼ってあったECO指定番号を反映していて、丁寧に出来る限りその地所の葡萄を反映する造りとなっている。なるほど土壌の反映としてはアルコールの割に若干水っぽいのは反応時間の短さか、そして無理のない発酵とが為されていると感じられる。そして価格は他所の三分の一ぐらいである。個人でやっているからこそレストランでも小売りの倍の価格22ユーロの値付けとなっている。然し質はとても高い。
それだけで満足なのだが料理も有機風でおかしな調味料は極力避けて素材の味ととても薄い味付けが京風よりも上品だ。ドイツで食した味付けの中で一番弱い。それでも味があり、リースリングと最高の相性となっている。これほど醸造所の意向と料理が完璧になっているレストランは知らない。
明らかにオーナーの意図がその味付けとなっているのだ。今一番安く高級リースリングを買うならばここのこれらを推奨したい。個人的にもこの価格ならとは思うのだが、簡単に開けてしまうのが怖い。同時に全然飽きないリースリングであることを食事中にも確認した。
参照:
見逃す出合いの機会 2025-05-30 | 文化一般
浪漫よりも中世的街壁 2025-06-12 | 雑感
塗装道路を歩くとどのような履物でも疲れる。その疲れ方が違うのである。足腰に堪えて、身体も解れない。そこでいつもの様に走ると、全身運動なのでリラックスになりやすい。なるほど散歩は心理的にはとてもリラックスとはなるのであるが。
片道5kmほどを一時間かけて歩いて、そこで何を食したか?何を飲んだか。お昼に席を予約していたので、スクエアーで食事が出来た。VDPではあるが零細の醸造所であり、今まであまり飲んだことがなかった。理由は知らないが、生産量が少ないのだろう。それでも何代かに亘ってファミリーで良いワインを作っているようで、VDP会員になっているのもそういうことだろう。
日本の宮中にご進物されるリースリングがあるように、そうした大家に比較ると陰に隠れて、今迄も門の前を通るだけだったが、割に最近自営の飲食を提供するようになったようだ。大家の醸造所にも高級レストランが並んでいるが、今回もその一つのホームページを見ると不味そうな写真と金を取りそうな印象しかなかった。
そして19時前に入ると、大きな机は塞がっていて、計画通りの相席が予約してあった。その後に入って来て追い返される人がいた。態々予約していた価値があったのだ。隣町のガーデンレストランは先週も出かけたので料理も変わらない。そこで新しいところであって且つ高級リースリングが楽しめる。
ラムハクセがあったのでそれを食した。アーティチョークを付け合わせていた。そしてリースリングは最初からリストの一番上にあったプリミエクリュの「パラディ―スガルテン」2023年物一本とした。その土壌は横に公共プールがあるように、若干谷筋になっていて、それ程軽い土壌でないことは知っている。さてどのように造っているか?
一言でいうと門に貼ってあったECO指定番号を反映していて、丁寧に出来る限りその地所の葡萄を反映する造りとなっている。なるほど土壌の反映としてはアルコールの割に若干水っぽいのは反応時間の短さか、そして無理のない発酵とが為されていると感じられる。そして価格は他所の三分の一ぐらいである。個人でやっているからこそレストランでも小売りの倍の価格22ユーロの値付けとなっている。然し質はとても高い。
それだけで満足なのだが料理も有機風でおかしな調味料は極力避けて素材の味ととても薄い味付けが京風よりも上品だ。ドイツで食した味付けの中で一番弱い。それでも味があり、リースリングと最高の相性となっている。これほど醸造所の意向と料理が完璧になっているレストランは知らない。
明らかにオーナーの意図がその味付けとなっているのだ。今一番安く高級リースリングを買うならばここのこれらを推奨したい。個人的にもこの価格ならとは思うのだが、簡単に開けてしまうのが怖い。同時に全然飽きないリースリングであることを食事中にも確認した。
参照:
見逃す出合いの機会 2025-05-30 | 文化一般
浪漫よりも中世的街壁 2025-06-12 | 雑感