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Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

終わらないドタバタの一日

2022-09-01 | 生活
水曜日は大変だった。ワイン街道を10時に出てゆっくりとバーゼルで待ち合わせの計画であった。しかし先方が交通の遅れで予定の一時間半遅れとなった。後ろが詰まっているのでデットポイントのギリギリで、結局予定していた18 時に車庫入れが30分遅れた。それも尋常ではないガタガタぶりで、我ながらよくもその時刻に入れて、公演前のお話しに間に合ったものと思う。第一楽章の説明は終わりだったが。

そのガタガタに拍車をかけたのは無料のナヴィシステムがスイス内で使えなくなっていたことだ。直ぐにインターネット接続が出来ないと出てくる。いつも使っていないので、また出かける前に目的地が出ていることを確認していたので、訳が分からなった。バーゼルまでは問題なく使えていた。GPSの現在地とその周りの地図を頼りにマニュアルでナヴィして行くしかない。勿論運転しながらでは不可能なのである。

それでもなんとか事故も無しに乗り越えた。目的地に着いたのは一時間ほど遅れていた。そもそも一時間前には着く予定だったので二時間も計画がずれていた。勿論そこで余計にドタバタとなるのは道理であった。

しかしそのような状況でありながら、場合によっては警察沙汰なのだが、心から楽しめるというような状況でもなく、それでも必要最小限には聴けてしまうというのは、玄人だなと自身思う。一つには11月のキリル・ペトレンコ就任の米国お披露目壮行演奏会でもう一度聴き直せるので、余計に聴きどころは絞れた。

逆に若干の動揺みたいなもので、音楽的な表現もここはこうなんだろうなという想い入れにもなった。さらに終わってからも色々とフォローをしなければいけないとなると、面倒だなと思うが、それと感想はまた別物である。自らの楽しみをではなくシステマティックに公演に接するようになってからの長い道程であったが、そのような姿勢も役に立つこともあるのだ。

そして道に迷ったのだが、無事に宿泊地に戻れた。危惧していたようなこともなく、一番問題なく片付きそうだと思ったら、そこからまた二時間ほど悪戦苦闘となった。細かなことを書いても仕方がないが、ワインを開けて食事が出来るようになる迄に二時間以上費やした。一日の予期せぬ四時間は返して欲しいと思うぐらいだが、こちらの旅行の目的は為せたことであり、あとは気分の問題でしかない。

本来ならば車を走らせるのも儘ならなくなっていた状況から考えれば、途中で立ち往生もすることなく目的達成できただけで良い。一週間後も二週間後も同じような経路を動くのだが、同じ約束をしていても今回のようにはならない。それだけで気が楽だ。



参照:
短冊が叶う七夕祭り 2022-07-09 | 暦
ルツェルンの最初の夜 2019-08-27 | 暦

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